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DV [一般学術]

直訳すると「家庭内暴力」なのだが、その用語は1980年代に「子どもによる親に対する暴力」が問題になったときに、それを表す言葉としてのイメージが強くなってしまっており、それとは区別して「DV」と英語のまま使われるようになった。
これは、家庭内的な暴力でも、おもに配偶者間の暴力、またそこから準用して恋人間の暴力を指す。
酷いケースでは、顔にアザができたり、歯が折れたり、骨折に至るほどの暴行もあるという。またそこまで酷くなくても、すぐに平手打ちでいさかいを解決するような態度や、大切にしている物を壊す、無視・言葉による心理的ないじめなどを含めると、その数は相当なものになるだろう。
実態としては、夫から妻への、すなわち男性から女性への暴力である場合が圧倒的に多いとされる。そうしたジェンダー的な不均衡そのものに、DVを発生させる因子が潜在しているとも言えるだろう。